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まんなり石とは?


岡山でしか採れない万成石
岡山でしか採れない万成石

万成石(まんなりいし)とは、

  • 世界中でこの岡山でしか採れない貴重な天然資源。
  • 岡山市で産出される【角閃石黒雲母花崗岩(深成岩)かくせんせきくろうんもかこうがん(しんせいがん)】
  • 最大の特徴は、桜御影と呼ばれる国花の桜色の石です。
  • 「岡山県の石」にも認定。
  • 国産材の中でもとても硬くて、吸水率が低く、耐久性が高い石材。
  • 自然が生みだした天然の淡紅色の華やいだ風合いは、美しく品格があり高級感を生み出します。
  • 就する石と言われ、縁起の良さも喜ばれています。

 日本全国、海外にまで多種多様に使われており、多くの有名建物やお墓等々に使われており、岡山が誇るブランド銘石のひとつとされています。



万成石の吸水率・圧縮強度

●吸水率  →  0.17パーセント

●比重   →   2.61g/㎝3

●圧縮強さ →  15,000N/㎝2

 

※国産材の中でもトップクラスの硬さを持つ石です。また、水分の抜けも早いので、とても経年変化に強い石です。


万成石の中の鉱物

桜色→カリ長石

○白色→斜長石 

●灰色→石英

黒色→雲母

 

 等々で構成された完晶質、中粒の岩石。



歴史

天保年間(1830~1843)から始まったと云われている。しかし、自家用石材のみの採石でした。

本格的に採石され始めたのは、明治21年(1888)頃からと云われている。昭和の終わり頃から平成の初め頃には、採石業者9社11丁場とありましたが、現在採石している会社は、弊社を含め2社2丁場となっている。


採掘場所

岡山駅より西へ約5㌔の地にある矢坂山から採掘しています。

万成石は玉石の積み重なった山で、標高120mの山の80m位の所を現在採掘しています。

この街中にある丁場は世界中でも珍しく、交通のアクセスの良さもあり、年間300人程が丁場見学に訪れます。



岡山県の石に認定

岡山県の石は万成石(2016/5/16)
岡山県の石は万成石(2016/5/16)

2016年、日本地質学会により、万成石が岡山県の石に選ばれました。

全国の御影石の中でも、唯一固有名詞で選ばれています。


偏光顕微鏡の世界

万成石偏光顕微鏡
万成石偏光顕微鏡

岡山理科大学の能美教授がより掘り下げた万成石の姿を見せてくれました。



あの大学教授も認める万成石



ダウンロード
岡山理科大学:生物地球学部教授:能美洋介先生
(一部抜粋)
万成花こう岩は墓石利用に加え、その硬さや表情によって石垣や建物の基礎・外壁などにも利用されるほか、コアストーンの自然な風合いを生かして石彫の材料や庭石などにも多用される石材です。
万成花崗岩概説.能美教授.pdf
PDFファイル 418.9 KB

ダウンロード
岡山大学:教育学部教授:宇野康司先生
(一部抜粋)
岡山市北区の矢坂山で採取されるブランド石「万成石」。。。  白亜紀の太古の大地,その地下数キロメートルで生まれたマグマから長い時間をかけてつくられた「大地の恵み」である万成石 .その色合いを十分楽しめるのではないでしょうか。
万成石.宇野教授.pdf
PDFファイル 74.2 KB


多種多様に使われている万成石


万成石は一年中枯れることなく咲き続ける「桜の石」。

日本人は桜が好きな方が多い為か、昔から日本全国で受け入れられ、多くの地域で使われています。その中でも、雪国や海岸沿いの厳しい環境の地域でも多く使われているのは、堅固で吸水率の低さ等の質の良さからと思われます。

[桜]・[美しさ]・[品格]・[質の良さ]を持った万成石は、お墓や建築物には当然、本当に多種多様に多くのものに使われてきています。最近では弊社が作った万成石の雑貨もとても好評で、ファッションの一部やラッキーアイテムのような感覚でご購入して頂いています。


武田石材丁場


万成石のはじまりはいつもこの丁場から

丁場で山から万成石を切り出す作業の事を「種出し」と呼んでいます。

黒色火薬を使い、石の目に合わせて発破します。その時、多すぎず・少なすぎず、火薬を絶妙な量で調整して、石を壊さないように切っていきます。1000㌧以上の一つの玉石から重機が動かせる大きさの約15㌧前後の大きさに石を切ります。そして、小割り場にて、ひと割りひと割り検品しながら、整形していきます。

 今現在、万成石採掘の約150年の歴史の中でも最も安定しており、2010年には過去最高の大きさと思われる約3万才※の玉石に当たりました。

30代の経営者と熟練されたスタッフで、長期にわたり安定供給に努めてまいります。

※(才=尺×尺×尺)  (尺:約30㌢)



先人たちから受け継がれた伝統技術で今も矢で万成石を割っています


道具作り(鍛冶)

石を割る為には、まず道具が無いと割れません。 

弊社では、昔ながらの矢を使って割る方式で万成石を割っています。

この方式で割る石屋は現在ほとんど無く、鍛冶作業が出来る石屋は、今なかなかいないのではと思います。

自分の道具を大事に使う為にも、鍛冶作業をして、鉄製のノミや矢を作っては直しを繰り返し、定期的に道具のメンテナンスをしております。



小割り(きき矢)

石を割る時は、石の目を読み、ノミで穴を彫り、クサビ形の鉄の矢を入れて、玄翁(ゲンノウ)で叩いて割ります。

常にストックしている原石からお客様の使いたい目的に合わせて、原石出荷や弊社工場での加工の対応をしていきます。

※雑割やケンチ石は受注生産となります。また、護岸工事材や自然石もお問い合わせ後に対応しています。



WORKS 厳選特集


採掘史上初の巨大すぎる玉石出現!!

万成石丁場/3万才の玉石
万成石丁場/3万才の玉石

今までで一番重いです

39㌧万成石
39㌧万成石


顔が大きすぎ!あの護国神社の為に

巨大万成石を運ぶ
巨大万成石を運ぶ

山梨からどうしても万成石が使いたくて

レジェンド検品
レジェンド検品


ブログ「桜御影万成石」カテゴリー

上記にはない情報も載ってます。ぜひご覧ください。


安い中国材との違い


中国石材は、実際、国産石材に比べると安いというメリットがあります。

しかし、その反面、日本の風土に合いにくいというデメリットもあります。

中国のような内陸性の気候でできた石は、日本の多湿の気候に合いにくく、石が水分を多く含み、凍結して割れたりします。

ですが、国産石材では日本の高温多湿の気候の中で固まってできた石なので、まずそういうことはありません。

また、中国の一部の業者によっては石を研磨で磨かず、薬品を塗って磨いているように見せる場合もありますので、中国石材を使う場合はよく業者を調べて、使われてはと思います。

弊社ではもちろん、日本の業者ではまずそういった悪質なことをする所はないと思います。

今日、中国石材は安いから多く使用されていますが、中国石材に関するトラブル・苦情もかなり多いのが実態です。

 

5年後10年後ではなく、もっと長い目で見て、

日本の風土に合う国産材を使うのは当然と云えるのではないでしょうか。

日本の石にこだわる方が増えています。


後悔しない本物を


産地証明書

弊社、万成石採掘元である(有)武田石材が責任を持って、証明・発行しております。


万成石仕上げ種類

万成石の仕上げ見本を見たい方はこちら。割肌から本磨き仕上げまで9種類ほどあります。



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何年経っても

頰ずりしたくなる本物を